編集をする場合に必要になるのが音声を編集できるソフトやアプリです。プロフェッショナルも使用するソフトから、フリーソフト、スマートフォンのアプリまで含めれば網羅しきれないほどの選択肢があります。ここではパソコンで使用するソフト＝DAW（Digital Audio Workstation）に絞っていくつか紹介します。
- フリーソフト系
- Audacity（W、M）
- Apple Garageband（M）
- Cakewalk by BandLab（W、M）※SONARというDAWが買収され無料化
- ・有料系
- Adobe Audition（W、M）
- Apple Logic Pro（M）
- Steinberg Cubase（W、M）
- PreSonus Studio One（W、M）
- Avid Pro Tools（W、M)※Firstエディションは無償で利用可能
編集ソフトを選ぶ上では「マルチトラック対応」と「プラグイン対応」の２つが大事な要素になります。個別に録音された複数の音声を合わせて編集する場合に必要になるのがマルチトラック対応です。ノイズ除去機能など優秀な追加機能＝プラグインを利用する可能性があればプラグインに対応する必要があります。マルチトラック対応については後ほどご説明します。
プラグインはいくつかの規格が存在し、その規格に適合すれば基本的にどんなソフトウェアでも同じプラグインを利用する事ができます。VST形式、AU形式、そしてAAX形式が代表的です。プラグインには有償のもの、無償のものがあります。無償といっても必要十分な性能を持つ物もあるのでプラグイン対応のDAWを使うなら無償のプラグインを探してみるのも良いでしょう。
プラグインではWavesとiZotopeは有名ブランドです。EQ、コンプレッサー、ノイズリダクション等、必要なプラグインはこの２ブランドで殆ど揃うといっても過言ではありません。Podcastを考えた場合、特にオススメしたいのはiZotopeのRXシリーズです。様々な音声のノイズや不具合を解消する機能がひとまとまりのパッケージとして販売されています。日本ではメディアインテグレーションが頻繁にキャンペーンを行っていたりするので狙ってみよう。
iZotope.jp や Wavesjapan.jp は Media Integration が運営している
DAWの中でもCakeWalkは元々Sonarという立派なDAWで以前はRolandが権利を保有していた事もあります。現在は無償化されていて、コストを掛けずにDAWに触れてみることができます。Avid Pro ToolsもFirstというエディションが機能は限定される物の無償利用可能です。これらはコストを掛けずに本格的なDAWに触れる選択肢になります。
また特定のマイクやレコーダーにDAWのライト版の利用権が付属している場合もある。機能限定版やエントリー版が利用出来るのが一般的ですが、機材購入の際には確認してみると良いでしょう。
ポッドキャスターの中でのシェアが最も高いと推測されるのがAudacityというDAWです。フリーソフトとして長い歴史を持ち、WindowsでもMacでも利用できることから解説記事等の情報量が多いのも特徴です。
MacではGarageBandも有力な候補になります。無料で利用できるのでMacユーザーなら気軽に触って見ることができます。
