マイクスタンドやケーブルに不用意に触れると大きな振動がマイクに伝わる事があります。
ダイヤフラムは空気を伝わる音の振動を信号に変える装置だと言えます。その為音声以外の振動に影響されると意図しないノイズになります。マイクスタンドやケーブルは収録中には触ることのないように注意しましょう。また触る際は振動が発生しないようにソフトに掴み、ゆっくりと移動させるように注意して下さい。マイクと口元の距離感を調整したい場合も収録中はマイクを動かすのではなく、自分が動くようにするとノイズの発生を抑制できます。
余談になるが、学校の集会でマイクを叩く先生の姿を見た事がある人は多いのではないでしょうか。お恥ずかしい話ですが私もよくやってました。マイクを叩くのはダイアフラムに大きな振動を伝えることになり、マイクに対して優しくないそうです。これからはトントンする代わりにマイクに向かって何か話してみて下さいね。
テーブルマイクスタンドを立てている際はテーブルのきしみ等にも注意しましょう。テーブルに体重を掛けた際にギシギシと音を立てたり、またコップなどをテーブルに置いたときの振動がマイクに伝わります。マイクアームやショックマウントを利用すると軽減の効果があるので興味があればチェックしてください。
マイクアームはデスクライトをイメージするとわかりやすいかも知れません。高さや位置を自由に変えて手元を明るくするあれです。
RODE PSA-1
バネが外側にないので動かしたときのノイズが少ない
Elgato Wave Mic Arm LP
一般的なマイクアームに比べて低いので視界を邪魔しない。
ショックマウントはゴムなどのクッションを使い振動をマイクに伝わらないようにする特殊な装置です。
SHURE A32SM
ショックマウントの例
SmallRig マイク用ショックマウント1859
ショックマウントの例