3-6.聴取者との交流
ラジオと同様に、或いはYouTubeと同様にPodcastでも聴取者との交流は「愛される番組作り」に貢献する要素の1つです。
SNSで投稿される感想コメントを番組内で読み上げる、寄せられたメールをテーマにトークする等の行為は聴取者と番組の距離を大きく縮める大切な要素の1つとなっています。特に曜日を定めるなどして定期的に配信している番組の場合は、配信内容とコメントのタイムラグが最小限に抑えられるので、コメントをバング構成に取り入れやすいという特徴もあります。
例えば電器屋Walkerのように不定期な配信で毎回違ったテーマで配信する番組の場合は番組内のコンテンツとしてコメントを取り入れるのには不向きな一面があります。そういう場合には配信エピソードの外、つまりSNSで直接コメントを拾うなどのより直接的な交流が必要になります。
ここでポイントですが、メール等を書いてくれる聴取者の多くは「実際の配信ないで自分のコメントが取り上げられる事」に喜びを感じてくれる場合が多いです。例えば頂いたメールに直接返信するよりも、番組内で答えた方が番組との一体感が感じられるからではないでしょうか?私自身も「あ!自分のコメントが読まれた!」と思うと思わずニンマリしてしまいます。
コメントでの交流の他にもオリジナルグッズの製作、オフラインイベントなど、ラジオ番組で行われていた手法がそのままPodcastでも活用されています。
ポッドキャスターのトクマスタケシさんを中心に配信されるポッドキャスト
リアルな店舗「なんであのときカフェ」で収録が行われるが、たまたま来店していたお客さんがゲストで登場したりする、常識という壁を軽く飛び越える収録スタイルが特徴。
スタバの端っこで繰り広げられるような、ゆるいOLの会話を盗み聴きできるポッドキャスト。くすっと笑えて、ときどき真理をつく。かも?
ゆとたわとは…日常に潜む「ほのぼの哲学」トークユニット。ときどき音楽や演劇など創作に昇華させます。
累計リスナー数35万を越えるお化けポッドキャストの1つ。リアルなイベント
ホールイベントの「ゆとフェス」を始め「スナックゆとたわ」など枠に収まらない活動が特徴。
Twitterは聴取者同士のコミュニケーションも生み出します。聴取者同士がエピソードの内容で盛り上がりタイムラインが流れていく様子を見るのは配信者にとっても喜びの1つですね。
ハッシュタグを設定して活用するのが効果的です。現時点でハッシュタグは登録制などではなく誰でも自由に使える機能です。その為ハッシュタグを設定する際は事前に候補のタグを検索し、他者が利用していないかを確認しましょう。また口頭でハッシュタグを紹介した際に、揺らぎが出ない様に紛らわしくないものを設定するのが好ましいです。
例えば「#電器屋Walker」と「#電気屋Walker」では別なものとして扱われますから、聴取者のユーザー体験にも悪影響を与えますし、なにより配信者側も2つのハッシュタグをカバーしないといけなくなるため不便です。タイトルを考えたときには私達もそこまで考えませんでした(笑)
また、漢字違い(電器と電気)や数字の表記(イチと1と一)等の紛らわしさがないかも確認しておこう。
ハッシュタグは単に配信情報の発信としても利用できます。聴取者とのコミュニケーションは全く行わず更新通知に徹する場合には「最新情報はハッシュタグ〇〇で発信しています。」等と説明をしても良いかも知れません。