本当にあったデータ削除の話。一体なんの事なのか?
最初にデカデカと貼った画像、これはWordpressのプラグインでBroken Link Checkerの画面です。私は昨日、このプラグインの操作によりウェブサイト上の300ページ以上を「実際に削除」して数時間放置していました…
Broken Link Checkerは本来「Wordpressの投稿内にあるURLや画像のリンク切れを確認して報告します」というプラグインです。皆さんもご承知の通りINST-webは大胆な構造整理を行っておりリンク切れが多発していました。
このプラグイン自体は以前から使っていたのですが、今回もリンク切れのチェックで大変お世話になりました。
数ヶ月を経て、さてかなり対応出来てきたぞと思っていた今日この頃。するときになるのが「バッジ」です。通知マークですね。皆さんはLineやメールの通知マークって気になりますか?私は気になります。未読が溜まっていたり、「未読があるよ!」という●が付いているのが嫌なんです(笑)
スクリーンショットを見て頂くと「リダイレクト」という項目が300件あるのがわかりますよね?開いてみると、投稿ないのURLの事をさしてきちんと処理出来ている事を表しています。
リダイレクトされたリンク(300)の謎
何気なく「なんで300って表示されているのかな、転送出来ているよ!というログだけなら1回クリアしたいな…」と思ってしまったのが今回の事の発端です。そして、恐る恐る「ゴミ箱に移動」をクリック。
みなさんはこの「ゴミ箱に移動」を何の機能だと感じますか?
リダイレクトされたリンクの検出結果をゴミ箱に捨てる…私はそういう機能なのでは?と想像しました。「万が一何か不具合があっても投稿内のURLが影響受けるだけだろ?」そう思って居たい時期が私にもありました…
1回の削除。30件程度の処理でも妙に時間が掛かります。10回に分けて綺麗にリダイレクトを0にしました。
そして数時間後、悲劇が起きる。
最近は諦めて(?)夜に運動をしています。ウォーキングです。6キロ強をを約1時間、ほぼ毎晩歩いています。目的はダイエットです。この日の夜も20:45頃に家を出て帰って来たのは21:30頃。シャワーを浴びて自室に戻りました。さて、ウェブサイトの300もダイエット出来たし、チェックするか。と考えていると1通のメール。
見慣れないWordpress君本人からのものでした。
「最近ヤバイエラーが発生したときには通知を送ることにしたの、で、いまヤバイで?」と。
どう見てもスパムメールではないし、はて何だろうと思いウェブサイトを確認すると… 表示がおかしい。何かがおかしい。
あれ?トップページ何処行った???
INST-webに来て頂くと最初に表示されるLP(ランディングページ)、トップページ。それが表示されないんです。
「はっはーん、何か不具合かな?」と思いましたが、どうにもおかしい。あちこち見回って気がつきました。
「このゴミ箱に大量に捨てられているものはなんだ?と。
そう、それはBroken Link Checkerで「ゴミ箱に移動」をしたもの、そのものでした。
Broken Link Checkerは、「ゴミ箱に移動」でなんとページ全体をゴミ箱へ移動していたのです。
リンク切れをチェックするだけのプラグインが、何してくれてんねん!!!
時、既に遅し。INST-webは見る影もないスカスカの状態になりました。
転ばぬ先の杖、SnapUp登場
がっくりと膝をつくコーヒー。
ゴミ箱にあるだけですから復元は出来ます。でも、どうにも上手く行かない。投稿記事は元に戻りますが、固定ページの復旧が今ひとつ。しばらく手動で復旧を試みましたが、諦めました。
ただ、それほど焦りもない。
何故かと言えば、私が使用しているさくらインターネットのさくらのレンタルサーバー(現在はプレミアムプランを使用中)にはサーバーサイドにバックアップ機能があるからです。
今までリストアを行った事は一度もありませんが、ステージングサーバー(仮想環境)にデータを移して、削除してしまった画像を取り出したりしたことがありました。
このバックアップの機能、実はWordpressの事をよく考えられていて、サーバー上のファイル群とデータベースをまとめてバックアップしてくれるんです。しかも一度設定してしまえば自動的に定期的にバックアップをとり続けてくれます。
定期定期に保存されるスナップショット
運良く前日に作成されたスナップショット(バックアップデータ)がありましたのでそちらをクリック。「本番サーバーにリリース」というボタンをクリックして5分程でデータが全復旧しました。凄く手軽、完全に当時の状態にロールバックします。
転ばぬ先の杖と言いますが、今回使って見て本当に便利だと思いました。ワンクリックだよ?
常に、誰もがワンクリックで元に戻せるかと言われればそれは分かりませんが、追加料金無しでバックアップの機能を提供してくれているさくらインターネットに感謝感謝。
あっという間に元に戻って、事なきを得ました。
Broken Link Checkerを無効化
復旧を確認したあとに早速やったことはBroken Link Checkerの無効化です。
皆さんもおわかりの通り、Broken Link Checkerは別に悪くありません。ただ、投稿や固定ページを削除するような強力な機能を再確認や注意喚起もなく実行できるのは問題だと感じました。
記憶が薄れたときにまた同じ事をやりかねないので、必要な時以外は無効化しておこうと思います。
他のリンクチェッカーを探そうかな…
ともかく、復旧して良かった(笑)
良い練習になりました。
0コメント