rex0220さんはKintoneを何倍も便利にするプラグインを販売されている所で、私もいくつも利用しています。
今回は「休日申請」というアプリを作って運用していたら「あれ?日曜日とかも通算して日数計算してるじゃん」という落とし穴に気がついた所がスタート。
「すみません、アドバイスありませんか?」とサポートに問合せしたところ、詳しくご説明頂いたのでその解説です。
画像が7枚になってしまい、twitterに直接アップ出来なかったので自分のブログにはりました。
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有休、振休、早退、遅刻… 会社での申請処理をkintone化したい。そこまでは自力でなんとかしました。
出力はRepotone UでPDF化して、メールの送信もKintone任せ。だいぶ効率化できた!じゃあ、有給日数の集計でもするか… あれ?
日曜日も有給になってる。例えば10月19日(水)→10月24日(月)までを休暇申請したら、土曜日、日曜日も積算されちゃう。
じゃあ、19日→21日と24日の2つに分ければ良いじゃない? いや、それは面倒。
指定した期間中が別アプリに登録された日にマッチすれば減算する
これをrex0220 さんが提供する「アプリ集計」と「計算式」プラグインで解決する方法を教えてもらいました!
また、視覚的にも分かりやすくしたいという場合には「関連テーブル」で該当する情報を表示する事も出来ました。
必要なフィールドを4つ設定してください。
開始日選択、終了日選択:日付フィールド
規定休業日、期間:数値フィールド
必要なフィールドを3つ設定してください。
日付:日付フィールド
区分や備考は使い易いように設定してください。
今回の例では「休業日カレンダーに日付があれば、それは有給の通算からは除外する」というのが目的なので、それ以上の情報は全く必要ではありません。
動作確認の為、実際にデータを入れておいてください。
Ver.38から「自動アプリ集計」という機能が追加されました。以前はボタンをクリックする必要がありましたが、このVer.38からは上記の通り指定しておけば自動で実行されます!
集計条件に「開始日選択」以後、「終了日選択」以前を指定する事で、休業日カレンダーのレコードとマッチングの条件を指定します。
集計項目では「マッチしたら1で集計」して、規定休業日に入れる。という設定になります。「1」がポイント。
「初期化0」をチェックすると、対象のレコードが無かった場合も「0」を返します。後段の計算式プラグインの際に必要になるので忘れずにチェック。
この設定だけで、規定休業日に「2」が集計されます。
簡単!!!
レコード内に休業日「2」を集計できたので、後は算数するだけです。「計算式プラグイン」はkintone標準機能よりも高度な計算が可能でExcelでやっているような「関数」が使用できるイメージです。
もし、終了選択が空欄(未選択)なら期間は空欄。終了日が選択されていれば開始日と終了日の差を求めて「+1」、その後規定休業日を差し引く。という計算です。
IF(終了日選択="", "", DATE_DIFF(開始日選択,終了日選択,"days")+1-規定休業日)
有給を1日申請する場合、開始日:「10月24日、終了日:10月24日」となり、2つの日付間の差は0になります。なので、+1します。休業日カレンダーのレコードで日付が重複しない限り、規定休業日は開始日ー終了日の差を超えませんから、その点は単純に引き算です。
※計算式プラグインで「足し算」をする場合、式の中の値に未入力(平たく言うとnull)があると計算出来なくなるそうです。
その場合「SUM」を使って「SUM(数値A,数値B)」とすると未入力の値があっても計算出来るそうです。
今回はアプリ集計プラグインで「初期化0」を選択したので、SUMを使わず足し算をしてもOKになります。
詳しくは rex0220の解説ページで!
これなら休業日を間に挟むことを気にせず、休業日を差し引いた正しい期間計算ができますね♪
今回は休業日でしたが、レコード集計プラグインを使用すれば例えば、「別アプリから、期間中の出勤日数をカウントする」という様な集計が簡単にできそうです!
自動で集計できるのは嬉しいけど、「見える」っていうの大事じゃん?というそこのあなた!分かります(笑)
こんな風に、休業日カレンダーの該当レコードが、「関連レコード」っぽく表示されたら、いかにもKintoneっぽい
ですよね?(笑)「関連テーブルプラグイン」でそんな事が出来ちゃうよ!と教えて頂きました。
休暇申請アプリにスペースを追加して、一意のIDを設定してください。
関連テーブルプラグインを休日申請アプリに導入して、設定します。
検索条件では「DATE_FORMAT」を利用する事がポイント。
表示項目は「日付」でソートするのがポイントになります。
これだけで、関連テーブルが表示出来るようになります。
必須ではありませんが、便利。
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