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AG03とOBSを使った実用的な1人配信構成

執筆者 | 2021年02月03日 | Coffee, INST-Channel, Youtube, ストブロ

YAMAHAのAG03はオーディオインターフェースとして使えるミキサーで、Youtube Liveを初め配信界隈では相当の普及をして居るデバイスです。

同じくOBSはパソコン上で様々に画面構成を組んだり、そのままストリーム配信したりとこれまた人気のソフトです。

今回はこのAG03とOBSを使って、「音関係はどうやって構成したら良いのか?」という点の構成を検討してみました。
AG03に限定ではありませんが「LoopBack(ループバック)」という機能を前提としています。

LoopBackは「PCで再生した音を一度ミキサーに送り、音量調整等をした音をPCへ送り返すよ!」という機能です。
PCから再生される音声は全てストリームに乗ってしまうように誤解しがちですが、PCからの再生音は基本的には「PCから私へ向かって送られている音声」です。例えばマイクは「私からPCへ向かって送られる音声」です。
「  ?  」となりますが、やってみると何となく理解出来ると思います。

01.まずは全体像

で早速、私の出来る限りをつぎ込んだ概念図がこちらです(笑)

ループバック機能が付いたUSB接続のオーディオインターフェースを使用しているのであれば、それと概念図中のAG03を置き換えて下さい。

PCからの音声はAG03からヘッドホンを通じて聞くものとしています。

「ソース」と「音声モニタリング」はOBS上の機能です。

矢印が分岐・合流していますが、物理的な分岐ケーブルを使うとか言う事ではなく、音声の流れる方向を表しているだけです。

ちなみにAG03の「TO PC」ですが、「DRY CH 1-2G」はいわゆるプリフェーダーの信号を送る機能です。
ゲイン調整ダイヤル直後、フェーダー調整していない音声をUSBで送るので、例えば「スピーカーではフェーダー調整した音を聞きたいが、PCへは常にフェーダーの影響を受けない音声を送りたい」というシチュエーションのみで使用するものと思って大丈夫だと思います。

02.OBS&AG03【BGMもAG03で調整出来る、1人ライブ配信】

実現出来る内容はこんな感じ。

  1. マイク1:自分の声はメインのフェーダーで音量調整してOBSへ送れる。
  2. BGM:PCで再生したBGMをAG03で音量調整してOBSへ送れる。

マイクの音量はAG03で調整出来るので、あたかもスタジオ収録の際のカフの様にマイクのオン/オフを調整したり出来ます。折角ミキサーが手元にあるならBGMだって同じくAG03で調整したいですよね?
物理的に調整出来るのでフェードイン/フェードアウトも自在です。

別途プレーヤーを用意する物理的な手間を省略するにはPC上のメディアプレーヤーを利用します。
メディアプレーヤーは何でも良いです。iTunesでも良いし、ウィンドウズメディアプレーヤーでも、MPC-BEでも何でも。ループ再生が出来るソフトであれば便利かもしれません。リスト機能もあると良いかな?

ポイントはOBSへ直接送らない

メディアプレーヤーで再生再生される音声を直接OBSへ送る事も出来ます。
そうすると今回のポイント「AG03でBGM音量を調整する」が実現出来なくなるので要注意。

メディアプレーヤー意外でもPCで再生された音声は全てAG03へ送られ、自室のスピーカーやヘッドホンから聞こえてきます。「LOOPBACK」にする事でダイヤル調整した音声をPCへ送り返します。

この時Mic1とUSB(パソコンマークのダイヤル)がミックスされて同時に送られます。

OBSのソースに「音声入力キャプチャ」を追加

念の為、OBSの設定画面で「デスクトップ音声」や「マイク」などは全て無効にセットしておくことをオススメします。さて、AG03からきたマイクとBGMがミックスされた音声をOBSへ入力しましょう。

細かいやり方は一つ前の記事「COHIRAJIのOBS設定のご紹介」をご覧下さい。

「音声ミキサー」で「音声モニタリング」の設定を確認します。「モニターオフ」は「OBSを通過する音声を配信には流すけど、貴方には聞かせないよ!」という設定です。
ここで「モニターオン」にすると音がループします。

BGMの音声をAG03へ渡して、そこでマイクの音声とミックスした音声をOBSへ送って、モニターオンだからAG03へ音を送り返してそこで、もともと送られてきたBGMの音声とマイクの音声を改めてミックスした音声をOBSへ送って、モニターオンだからAG03へ音を送り返してそこで、もともと送られてきたBGMの音声とマイクの音声を改めてミックスした音声をOBSへ送ってモニターオンだからAG03へ音を送り返してそこで、もともと送られてきたBGMの音声とマイクの音声を改めてミックスした音声をOBSへ送ってモニターオンだからAG03へ音を送り返してそこで、もともと送られてきたBGMの音声とマイクの音声を改めてミックスした音声をOBSへ送って…

と、なりますのでモニターオフ。

これでマイクとBGMをAG03で音量調整した一人配信が出来ます。

あ、Windowsの通知音とかもAG03へ聞こえてくるのでご注意下さい(笑)

次はDiscordなどのボイチャを使った設定例をご紹介します。

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