◎個人の強さとチームの強さは違うモノサシで。 CQB講習を受講してくれたインストのフレンドであり、有名な戦場カメラマンの「エマさん」からの質問でした。 「チームでの連携術とはいえ、総合レベルの高いチームには勝てないのでは?」 現在のMGOはHS(ヘッドショット)の技術に代表されるように、個人的な戦闘技術に偏った力関係が成立しています。なので「レベルの低い人がレベルの高い人と戦ったら負ける」というのは「りんごは地面に落下する」のと同じくらい普遍の法則になっています。 「やっぱり駄目なんじゃないか!」と焦ってはいけません。 現在の様な個人戦技至上主義のMGOにおいても、「CQBの連携がきちんと出来ているチームならレベルが上のチームと戦っても勝つ事が出来る!」という事実を確認しています。 HSなんかまともにできない万年レベル11のCoffeeでも、レベル16の相手を翻弄出来ます。 「だったら早く教えてくれ!!」と言ってるでしょ?わかります(笑) これからコラムの中でしっかりと解決していきますので、ゆっくりお付き合いください。 ◎「リスク」を管理する。 皆さん映画等でSWATやSASに代表される特殊部隊を見かけた事はありませんか?彼らの行動を思い出して下さい。 彼らが「忍び足」でドアへと近づき「小声」や「アイコンタクト」「ハンドシグナル」等で合図を出し合いながらドアを蹴破るシーンを見たことがあるはずです。 作戦行動中には常に「リスク(危険性)」という考え方が付きまといます。このリスクをどれだけ低い状態で行動できるか、それがまずはじめに考えるべき事なのです。 例えば 「目標は窓の外を眺め、こちらに背中を向けている」状態Aと 「目標は窓脇の壁に背中を寄せ、こちらを注視している」状態B もし攻撃を加えるとして、成功率が高いのはどちらでしょうか? もちろんAですね。 では同じ状況でリスクが低いのはどちらでしょうか? これもAです。 では、あなたが「ヒューマンビートボックス症候群(HBBシンドローム」で自分の動作のすべてに効果音をいれてしまう世紀の奇病の持ち主だったら・・・状況はどうなるでしょうか? 「ズガッ、ドゥムドゥムドゥム、ズズパッ、チャ、シャキーン」と敵に忍び寄るあなた。 多分、状態Aにも状態Bにもたどり着けずに死んでるでしょう。 エスピオナージアクションである本編を思い出して下さい。「音を立てない」「相手に見られない」事でどれだけ戦況を有利にできるかは「敵に存在を知られない=リスクを減らせる」にかかってきます。 CQBのアクションも、このリスク管理からスタートします。 その事をまずは頭の片隅に入れて下さい。 当然ですが、「トリガーハッピー」もやめましょうね?発砲音を敵に聞かれる事も避けるべきです。CQBのリスク管理を考えると「サプレッサー(消音装置)」付き武器の意味が見えてきます。そう、音を立てれば居場所や存在がばれる。つまりチームで連携するからこそのサプレッサーとも言えるんですね。 ◎CQBは「部隊分け」が基本 MGOのCQBは1部隊2名~4名程度で構成するのが適当です。つまり6名のチームでは2~3つの部隊が編成されます。 なぜ、2名~4名で部隊を編成するのか。その理由は「AOR」や「射線」の考え方に基づくのですが、それは後ほど詳しく説明します。ただ、皆さんの日々の戦闘中にもその答えはあります。 例えば狭い通路や小さい部屋に敵味方が入り乱れている時、正確に敵だけを射撃できますか? 「味方のローリングをくらい持っていたグレネードを落とす」 「HS狙って撃ったらシールドを持つ味方の後頭部を撃ち抜く」など、 笑えない笑い話がいっぱいあるはずです。 前進・後退等がままならない狭い空間を多人数で進軍する事は有効な作戦ではないのです。では2名1部隊ので戦闘が発生し、側面の通路から別の部隊がカバーに入った場合はどうでしょう? 同じ人数の敵味方どうしでも、戦力の使い方で戦況は大きく変化するのは皆さんも実感されているはずです。 ◎部隊リーダーの行動に従う事の意味。 各部隊にはリーダーが必要になります。 この部隊のリーダーは各部隊が選択する全ての行動に対しての「意思決定」を行います。右に行く、入口付近のトラップをクリアリングする、後退する等、全てです。 視点を少し変えるとすれば「部隊リーダーの行動に従う」 これが大事になります。 この「部隊リーダー」を設定する必要性は単純。 「二人で連携しようぜ!」と言っていた二人が≪ゴーゴーゴー!≫のプリセットと共に正反対の方向へ走りだす事がよくあるからです(笑) 「意思決定」というと大変な責任に聞こえますが「こうしよ?と言う人=リーダー」位にとらえて居てOKです。 この「部隊リーダー」が機能すると、各部隊の行動がとても素早くなります。保証しますよ。 ここで注意ですが、「部隊リーダー」はどんどん交代するものです。必要に応じて「やりたいことがはっきりしている人が指示をだす」というだけの事なのです。 もしあなたがリーダーでなくても、敵の作戦が見抜けた時は 「わかったこっちだ!付いてきて!じっちゃんの名に懸けてこっちだ!」と言えば、その時点からあなたがリーダーです。そんな時部隊の構成員は新しい「部隊リーダー」の行動に即座に従うようにしましょう。そこに躊躇している時間はありません、「信じて従う」事が大事です! 「リーダーだから偉い」「強いからリーダー」ではなく、 「目的があるからリーダー」「読みが当たりそうだからリーダー」なのだという事です。 「リーダーはいつもひとり!」って訳ではないのです。 ◎味方間で情報を共有しよう。 各部隊に分かれて行動しても、チーム全体の作戦も重要です。 トラップを設置して引いて戦うのか、エリアごとに制圧しながら戦うのか・・・その作戦に応じて各部隊は動きます。これは主にブリーフィングの時に話し合われます。 構成員のスキル設定について、プライマリウェポン(AR、SMG等)サポートウェポン(グラビア本、クレイモア等)の武装について等、「このラウンドをどう攻めるか?」をしっかり話し合いましょう。 敵・味方の分析力が高い人がチームにいるととても便利ですね。その人が立てた作戦に沿ってスキルや武装を設定する事も一つの手です。 ただし、戦況は随時変化しますから、ラウンドがスタートしてからも全体への指示や作戦確認が必要になります。 「今、一階から侵入するけど、2階側には誰かいる?」と確認できれば、別動部隊とタイミングを合わせた突入が出来たりしますね。「4番拠点行きたいんだけど、誰か陽動かけられる?」とか各部隊間の状況の把握、連携も考えましょう。 味方同士でこういった情報を共有する事がとても重要です。 今回のまとめ: ・リスクを管理しよう!(敵に見つからない事が大事。) ・チームを部隊に分けよう! ・部隊の意思決定はリーダーがしよう!構成員は「信じて従う」 ・味方間の情報を共有しよう! ちょっと硬い感じになってしまいましたし、何より情報量が多い!(笑) もっと簡単に書こうと思ったのですが・・・ 皆さんが楽しんで読んでもらえるかどうか、それを心配しています(^^ゞ 感想やご意見、質問等、何でもコメント下さい!! (コメントに困った人は次の質問に答えてね♪) 男性=自分が大事にしている装飾品は?(時計とかアクセサリとか) 女性=自分が一番可愛いと思う角度は? 連載予定 2話:基本の徹底がコミュニケーションを≪カバーする!≫ 3話:エントリーが叫ぶ≪何で先に逝っちまったんだ!≫ 4話:役割を自在にに組み替えて≪凄く良いよ♪≫ 5話:「リミットペネ&クリスクロス」が≪それそれそれだぁ!≫ 6話:3要素のセンスに≪増援をよこせ!≫ 7話:SWAT戦でCQB技術を≪あがりたーい♪≫ 8話:ゲスト教官が語る≪一人減っても、まだ闘える・・・≫ 最終話:CQBとの関係は甘かったか? ]]>
第20回「UTコラボTシャツ」
Coffeeのチョイス! Rainのチョイス! INST内でも意外と購入してます 他にも PEPSI NEX, マウンテンデュー, AXE(男性用フレグランス), Doritos等々 今回も数多くのコラボレーションが行われていますので PEACE...
リスク管理・部隊をわけるとても大切なことですね。
リスク管理はチーム全体の状況をみて管理できる人がいれば便利です。
例:TSNE防御で一人だけ奥のほうに突撃している人がいる
A1.こちらの仲間はまだ多いので一人カバーに送った。
A2.こちらの仲間が残り少ないので戻るよう指示をした。
こういったことに気づける人がいるだけでもチーム力がグンとあがります。
MGOの部隊はその場その場で相方がころころ変わることが多いと思われます。
即席相方と一緒になりカバーしあえることが大事ですね
そのためにもチーム全員がCQBを理解していると心強いですね
>ヴィク
ちょっと説明が長ったらしくなっちゃったかな・・・
コメントが集まらにゃい(>_<)
情報共有かぁ…
むずかしそうっす
クラメンと練習してみまーす
次回もがんばってください♪
>KUROsanEXさん
いらっしゃいませ♪
言ってることは難しく聞こえるかも知れませんが、
実際は皆さんやってる事ですよ(^o^)丿
次回もがんばります(>_<)